「いよいよ海外での出産だけど、どんな1日になるんだろう」と思ったことはないでしょうか?
出産場所や時期によってかなりケースバイケースですが、下記条件での一事例をご参考まで記載します。大学病院編が最新情報ですが、その他のケースも記憶が残る範囲で簡潔に記載しておきます。今回はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの総合病院でのケースです。少し昔の話になってしまったので、大まかな流れになります。
奥様を全力で支えたい夫の皆様の一助になれば幸いです。
[ケース前提]
・2014年夏
・UAEドバイMediclinic City Hospitalでの計画出産。
※住居がデイラ地区であったこと、日本人仲間が同病院で複数出産していたこと、経験者の意見で信頼のおける女医さんがいらっしゃる、等からこちらの病院を選択。
※ドバイは人材の流出入が活発なため、妊娠→出産を迎えるタイミングでどの病院に信頼のおける医師がいるか?といった観点で日本人コミュニティや国籍問わず信頼のおける経産婦さんにヒアリングをして決めていくのが良いと思います。
※その他ドバイにおける医療情報全般は外務省“世界の医療事情”をご参照。
・出産中の撮影は不可。
・女医は英国で医学免許を取得したマレーシア系英国人/マレーシア人。
・助産師は1〜3名体制。
・無痛分娩。
[夫視点の1日の流れ]
7:30 起床、朝食、荷物の最終準備。
23:00 妻と車で病院へ移動。
※病院からの指定で何故か入院は深夜でした。
23:50 通常の入り口とは異なる緊急救急入り口から入り、緊急窓口で入院手続き。
00:30 受付完了、産科病棟に案内され看護師さんより病室に案内される。点滴用の器具を取り付ける。そのままベッドで仮眠。夫もソファで仮眠。
朝 奥様は朝食(病院食)。点滴器具が利き手についていると奥様は食事が取りにくいので、必要に応じて食事のサポート。
午前中 計画出産のため促進剤を服薬開始
午前中 LDRへ移動。
午前中 麻酔科医が無痛分娩のための麻酔を投与。これが背骨に太い注射を打ち込む方式で妻は相当痛かったようです。
午前中 促進剤の点滴開始。
13:00 陣痛間隔が短くなり、女医さんも登場し、出産へ。
ここからは大学病院編とほぼ同様。夫の動きとしては女医さんと一緒に力む際の声かけを行いました。無痛分娩にも関わらず途中で麻酔が切れたような印象があるようですが、基本通常分娩で必要となる程の陣痛を散らすマッサージなどはあまりしなかった記憶です。
以上です。あくまで一事例ですが当日のサンプルイメージとしてご参照ください。
命がけで赤ちゃんを産んでくれる奥様を全力で支えてください。