【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第239話 スカイピアから考える"神の国"の世界史〜アウグスティヌス『神の国』〜
この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第239話に登場するエピソードから"神の国"について関心を広げます。
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漫画『ONE PIECE』ワンピースから始める世界史 カテゴリーの記事一覧 - 歴史人物の子孫を育てる雑草パパ新聞bataata.hatenablog.com
※神の国
[次子5歳年次作: 後報 ]
■スカイピア
第238話ではルフィ一行がいよいよスカイピアへ到着します。
「何か書いてあるぞ‼︎!」
「出口だ‼︎!」
「神の国」
「出口じゃねェよ‼︎」
「入口だ‼︎!」
いよいよスカイピアへの入口ですね。そこにはGODLANDと書いてある看板が登場し、神の国と解釈したようですね。神の土地、という解釈もあるかと思いますが、ルフィ一行(ロビンですかね)は"国"と表現しましたね。
■"神の国"とは?
まずは概要、定義からいきましょう。
『神の国』(かみのくに、ラテン語:De Civitate Dei contra Paganos 異教に対する神の国)は、5世紀初頭に書かれたアウグスティヌス後期の主要著作である。
結局ここでいうところの"神"はキリスト教における"神"ということですね。
世界の創造以来の歴史を、地の国とそれに覆われ隠されている神の国の二つの歴史として叙述する。全22巻より成り、前半10巻で地の国を、後半12巻で神の国を論ずる。
■アウグスティヌスって誰?
さて、せっかくなのでアウグスティヌスの調べてみましょう。
聖アウレリウス・アウグスティヌス(ラテン語: Aurelius Augustinus、354年11月13日 - 430年8月28日[26])は、ローマ帝国(西ローマ帝国)時代のカトリック教会の司教であり、神学者、哲学者、説教者。ラテン教父の一人。
ちょうどキリスト教が国教になった頃ですね。
テオドシウス1世がキリスト教を国教として公認した時期に活動した。
正統信仰の確立に貢献した教父であり、古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもつ。
カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派における聖人であり、聖アウグスティヌスとも呼ばれる。
日本ハリストス正教会では福アウグスティンと呼ばれる。母モニカも聖人である。
ローマだとどうもイタリア半島ばかりがイメージになってしまいますが、生まれはアフリカ側だったようです。
アウグスティヌスはキリスト教徒の母モニカ(聖人)と異教徒の父パトリキウスの子として、354年に北アフリカのタガステ(現在、アルジェリアのスーク・アフラース)に生まれた。
若い頃から弁論術の勉強を始め、370年からは、タガステの富裕な市民ロマニアヌス[27]の伝で西方第2の都市カルタゴにて学ぶ。
今はヨーロッパとアフリカで遠い感じもしますが、この頃は地中海周辺で距離感も近かった感じがしますね。
以上、今回のテーマは"神の国"でした。
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・筆者のお薦め参考書
聴き流しで歴史を学べるボカロシリーズ(幼稚園生からパパ&ママまで幅広くオススメ)
■参考文献①今回のテーマを深掘り
■参考文献②筆者の基本セット
・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ
・教科書、用語集、人物辞典他
・筆者ベストチョイス①
■あとがき
もう2月も終わってしまう…からすでに3ヶ月。ぼちぼちやっていきます。
ご覧いただきありがとうございました!受験勉強や教養の向上に活用いただければ幸いです。
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