この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第239話に登場するエピソードから"蓄音機"について関心を広げます。
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漫画『ONE PIECE』ワンピースから始める世界史 カテゴリーの記事一覧 - 歴史人物の子孫を育てる雑草パパ新聞bataata.hatenablog.com
※トーンダイヤル
[次子5歳年次作: 後報 ]
■音貝トーンダイヤルの登場
第239話ではルフィ一行がダイヤルの説明を受けます。
「はい それは音貝"トーンダイヤル"」
「音を録音・再生する習性がある白々海産の貝殻です」
ダイヤル欲しくなりますよね。説明読んでると本当に実在しそうな気がしてきますが、実際の録音・再生する機械の開発はさぞかし大変だったんじゃないかと思われます。
というわけで今回のテーマは"蓄音機"です。
■"蓄音機"とは?
まずは概要、定義からいきましょう。
蓄音機、蓄音器(ちくおんき、アメリカ英語: Phonograph、イギリス英語: Gramophone)は、狭義には、駆動や再生、増幅機構に電気を一切使わない機械式蓄音機をいう[1]。
広義には、駆動や音の増幅を電気で行う電気式蓄音機を含める[2]。
電気を使わないで再生するってすごいですよね。
■蓄音機開発の歴史
さて、せっかくなので蓄音機開発の歴史を調べてみましょう。
19世紀半ば、会話や演奏を何らかの機械的な手段により記録し再生する録音再生機器の開発が欧米各地で試みられるようになった[3]。
1857年、フランス人エドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィル (Édouard-Léon Scott de Martinville) が発明したフォノトグラフが、音を記憶する装置の最古のものである(実際に波形を記録しているが、当時の技術でそれを音として再生する手段はなかった)。[要出典]
1877年12月、トーマス・エジソンが、音による空気の振動を針先から回転する円筒軸に巻いた錫箔に刻んで録音し、この凹凸を針先で拾って再生する錫箔式フォノグラフを発明した(ティン・フォイル一号機の製作)[3][4]。この空気振動と針先の振動との間で物理的に情報をやり取りするアイデアはLPレコードにまで受け継がれる[3]。
トーマス・エジソン出てきましたね、発明王。
そしてまた有名なグラハムベルが改良を加えます。
その後、1888年にグラハム・ベルの研究所でティンター(Charles S. Tainter)らによる蓄音機の改良が試みられたが、錫箔に代わり、記録媒体に蝋を染み込ませたボール紙の円筒(ワックス・シリンダー)を用いるものだった[3][4]。同機の開発を知って激怒したエジソンは同じように蝋管を用いる改良機を開発するようになった[3][4][5]。
これに先立ってエミール・ベルリナー(Emile Berliner)は1887年に亜鉛円盤に横揺れの溝を刻む蓄音機を開発して円盤(ディスク)式蓄音機が誕生した[3]。
駆動面では1895年から1996年にかけてゼンマイ(Spring motor)式フォノグラフが開発された(エジソン・スプリングモーター式蓄音機)[4]。
以上、今回のテーマは"蓄音機"でした。
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・筆者のお薦め参考書
聴き流しで歴史を学べるボカロシリーズ(幼稚園生からパパ&ママまで幅広くオススメ)
■参考文献①今回のテーマを深掘り
■参考文献②筆者の基本セット
・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ
・教科書、用語集、人物辞典他
・筆者ベストチョイス①
■あとがき
半年遅れですね。ぼちぼちやっていきます。
ご覧いただきありがとうございました!受験勉強や教養の向上に活用いただければ幸いです。
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