歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第114話”ミス・オールサンデー"から考える"日曜日"の世界史〜古代ローマ、古代ゲルマン、旧約聖書、ミトラス教、コンスタンティヌス1世から1802年イギリス工場法まで〜

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第117話に登場する"ミス・オールサンデー"から"日曜日"の歴史について関心を広げます。

過去分はこちらです。
漫画『ONE PIECE』ワンピースから始める世界史 カテゴリーの記事一覧 - 歴史人物の子孫を育てるパパ新聞



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[次子7歳年次作: ミス・オールサンデー]

■ミス・オールサンデー登場

第117話ではイガラムがおとりになりますが無惨に船が沈められ、逃げるルフィ一行の船に突如ミス・オールサンデーが登場します。

サンデー「さっき そこでMr. 8に会ったわよ? ミス・ウェンズデー…」
ウェンズデー「まさか…あなたがイガラムを…
‼︎!」
ルフィ「どうでもいいけど何でお前は俺たちの船にのってんだ‼︎」
ウェンズデー「何で あんたがこんなとこにいるの‼︎? ミス・オールサンデー‼︎!」

サンデーとかウェンズデーとか曜日にちなんだコードネームがたくさん出てきますね。

世界史キーワードを考えながらワンピースを読み直しているわけですが、この曜日って何か世界史的な歴史があるような気がしまして今回まずはサンデーから調べることにしました。

そもそも何でサンデー、Sunday、日曜日と呼ぶのでしょうか?
というわけで今回のテーマは"サンデー/日曜日"です。

■"日曜日"とは何か?

まずは概要、定義からいきましょう。
Wikipediaにはこうありました。

日曜日(にちようび)は、土曜日と月曜日の間にある週の1日。カレンダーでは赤色で表記される例が比較的多い。
日曜日 - Wikipedia

まあそうなんだけど、日曜日をなぜ日曜日と名付けたのかを知りたいわけです。

日本語の名称は、七曜の1つである太陽の日にちなむ。

日本語以外では、英語: Sunday、ドイツ語: Sonntag、オランダ語: Zondagなどと呼び、これらは日本語同様、由来は「太陽の日」である。そのほかに「主日」に由来する名で呼ぶ言語も多い。

日曜日は「太陽の日」なのですね。

■「太陽の日」とは何か?

七曜という言葉が在るので、調べてみました。

七曜(しちよう)とは、肉眼で見える惑星を五行と対応させた火星・水星・木星・金星・土星と、日(太陽)・月(太陰)を合わせた7つの天体のことである。七曜星とも言う。
七曜 - Wikipedia

昔の人はよく惑星とその他の星を区別できたなぁと思ったら以下答えがありました。

近代天文学が発達する以前は、恒星よりもはるかに明るく見え、天球から独立して動くという点で、惑星と太陽と月は同種のものと(言い換えれば太陽と月も惑星に含めて)考えられ、また、世界各地で神々とも同一視され、特別の扱いを受けていた。

そして今の順番になった理由が書いてありました。

現在の週は七曜がもとになっている。
本来の順番は、天球上の動きが遅い(=地球から遠い)順に、土星から始まり月で終わる(土星木星・火星・太陽・金星・水星・月)と考えられた。やがて土星を初めとして現在よく知られている順番(土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星)で一日ずつを守護するとされ、七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ。

やがて土星を初めとして現在よく知られている順番ってなんか唐突感がありますけどね。

まあ東洋はそんなのはわかりましたが、西洋はなんでSundayなのかが分かりません。
他のサイトで調べてみると以下ありました。

ギリシャとローマの神々

1~3世紀頃に使用されていた曜日名はヘレニズムの占星術に基づき、順番に“Sun”, “Moon”, “Ares”, “Hermes”, “Zeus”, “Aphrodite”, “Cronos”でした。

これらの曜日名はギリシャからローマへ、そしてラテン語から南や西ヨーロッパの他の言語へと引き継がれていきました。

なぜ、古代ローマ人は神々の名前を持つ惑星から曜日を名付けたのでしょう?
それは、ローマ人が神々と夜空の移り変わる姿に何かしらの繋がりを感じたからでしょう。

水星、金星、火星、木星土星は皆、毎晩空に見ることができる惑星です。
この5つに月と太陽を加えると7つの主な天体になるので、7つの曜日にこれらの名前を付けるのは自然なことでした。

日曜日:Sunday
最初の曜日には太陽の名前が付けられ、『太陽の曜日』を意味するラテン語“dies Solis”が、のちに古代ゲルマン語の“Sunnon-dagaz”になりました。
英語の“Sunday”という言葉がどこからやってきたのかがよく分かりますよね。
英語の曜日の由来|イングリッシュライブブログ|オンライン英会話

というわけで東西問わず1週間に太陽、月、と惑星を用いたようですね。本当かなぁ?とも思いますが、同時多発的にこんなことが起きたのか、何かしら情報が当時から東西で共有されたのか、興味深いですね。

■なぜ日曜日は休みなのか?

さて次に何故、日曜日が休みなのか考えてみましょう。

まずはこれですね。旧約聖書

旧約聖書 編集
神が天地の創造を6日間で終え、7日目に休んだとされる安息日は土曜日であり、週の始まりの日が日曜日である。

そうなんです、日曜日が必ずしも休みとは限らないわけですね。
イスラエルでは金曜日の午後からおやすみが始まりますね。シャバットシャロームですね。


これがギリシャ、ヘレニズム文化圏ではまた違う様相で日曜日が吉日とされたようです。

ヘレニズム 編集
ヘレニズム文化が発達した地中海世界で、太陽が支配する曜日として紀元前1世紀に初登場し、途絶えることなく現代に伝わっている。占星術により、土曜日は不吉とされて外出などが忌避されたかわりに日曜日は吉日となった。

"占星術"により、が実際どういった理由だったのかも興味深いですね。

そして日曜日が休みとなるのは、礼拝日との関係があったようです。
科学が未発達で分からないものが多かった時代は心の拠り所や、物事の判断に宗教が重要な役割を果たしていたようです。

キリスト教の国教化 -礼拝日として- 編集
1世紀以降、インド・ペルシャの太陽神(ミスラ)を主神とするミトラス教がローマ帝国流入し、広く信仰された。 古代、太陽神が広く信仰されていた時代は日曜日が礼拝日であったという。

キリスト教では、福音書(1世紀に成立-キリスト教年表参照)のとおり、イエスユダヤ人の安息日(土曜日)の翌日に復活したと信じられるが、後に、これを記念するとして、毎週日曜日に教会で礼拝が行われるようになっていった。2世紀以降、ローマ教会は毎年の過越(陰暦14日)の聖餐をせず、土曜日が終わるまで断食し、日曜日に聖餐をするようになった。その後4世紀になって、ローマ帝国では日曜日を休日とし、休業するように皇帝(コンスタンティヌス1世が命じた。

■労働者の休日としての日曜日

キリスト教圏はこういった礼拝の背景から休日が浸透していったようですが、その他の文化圏ではどうでしょうか。

キリスト教圏では一般にこの日は休日であるほか、現在ではキリスト教圏以外でも日曜日を休日とする習慣が広がっている。


イギリスで1802年に世界初の「工場法」ができ、以後、20世紀にかけて世界各地では労働運動を背景として、雇用主は労働者に週1日の休みを与えるよう法制化された。

国・地域によっては、労働者の権利として認められるのは遅く、たとえば、ポルトガルが週6日労働を法制化したのは1911年であり、1918年南米コロンビアでは、農園労働者が週6日労働などを要求して長期のストライキを闘ったが敗北に終わったことがある。

日本では戦後1947年に日本国憲法にともなって労働基準法ができ、1週間に1日または4週間に4日の休日を与えることが定められた。

工場法は有名なキーワードですね。
ちなみに駐在していた中東湾岸諸国では未だに週末は金曜日と土曜日で、日曜日は出勤日です。

というわけで今回のテーマ"日曜日"に関心を広げてみました。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

文中にリンクを貼り付けてみました。

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ

・教科書、用語集、人物辞典他

・筆者ベストチョイス①

聴き流しで歴史を学べるボカロシリーズ(幼稚園生からパパ&ママまで幅広くオススメ)

・筆者ベストチョイス②

カードゲームで覚える年号『タイムライン』シリーズと同じくカードゲームで覚える偉人『ソクラテスラ』

■あとがき

なかなかバタバタした1日でした。
三角靱帯損傷から1ヶ月半経ちましたがようやくバスケできるようになりました。

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【次子5歳年次作: ミス・オールサンデー】

ご覧いただきありがとうございました!受験勉強や教養の向上に活用いただければ幸いです。
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