歴史人物の子孫を育てる雑草パパ新聞

幕末から明治に活躍した偉人の子孫の成長記録。育児コラム・知育教材・人生の回顧録も記載していきます。

【育児コラム:育児は育自】お薦めの本『乳幼児のこころ』

■経緯
・親として自分の失敗や反省を教え伝えるという面はもちろんあるのですが、育児方針として子どもたちがもっている好奇心や関心をいかに引き出す(educe)かを考えた時に、子どもたちは段階段階でどのような能力を備えているのか?を知ることがポイントになります。その子どもの最初の段階で乳幼児がどんな能力を秘めているのか科学的、学問的なデータや調査に基づき論じている本を探していました。


■結論
・お薦めする教材はこちら。
『乳幼児のこころ』著 遠藤利彦他

■お薦め理由
有斐閣アルマの書籍は大学時代の「経済学基礎」や「産業心理学」といった授業の教科書に用いられていたので出版社として信頼がおける。
・大学生や専門性の入門書として書かれている。
・特定の個人の主張や経験談ではなく、学問的な客観的な結論やデータに基づく科学的な仮説が書かれており、中立性・公平性・普遍性が高い事柄が書かれている。
・そもそも赤ちゃんがもつ能力はどんなことが分かっているのか?比較的最新の情報がわかる。
・そもそも親という意識がどう芽生えていくのか?親としての成長とはどういったことなのか?という問いに出して学問的な答えを導いている。(単に子どもが出来れば親になり、自然と親として成長していくわけではないというのが近年の評価とのこと。)

■目次
第1部 乳幼児のこころとは
・赤ちゃんのこころに引き込まれるー錯覚と発達
・赤ちゃんのこころに向き合うー錯覚から脱錯覚へ
・生命が芽生えるとき

第2部 乳幼児のこころとからだの謎を解くー初期能力と発達の諸側面
・赤ちゃんが世界と出会うとき
・人との関係の中で育つ子ども
・何から何を学んでいるの?-知的能力と学び
・はじめのことばはママかマンマ?!
・わたしはわたし
・けんかしても、一緒にいたい
・おもしろくってためになるの?

第3部 乳幼児の発達・育ちを支えるー子育て・保育の現場から
楽しいだけじゃない子育てー発達臨床心理的援助の基礎
ママ・パパのこと大好きなのにー乳幼児虐待
なんとなく気になる子ー発達のかたよりと支援

■書籍のリンク