歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第8〜13話 気象学に優れた「ナミ登場」と天文学に優れたマゼランの仲間 マゼランの世界周航#2

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。今回は第8〜13話『ナミ登場』以降のエピソードからマゼラン艦隊による世界周航ついて更に関心を広げます。今回は世界周航につながった西回り航路へのきっかけと、マゼランの天文学者の仲間についてご紹介します。

【長子作:ルフィに協力を提案するナミ】

■航海士の重要性 麦わら海賊団とマゼラン艦隊

第8話の冒頭、ルフィとゾロは海をさすらいながら雑談をしています。

ゾロ「まったく・・・!航海もできねェなんて海賊が聞いて呆れるぜ!これじゃ"偉大なる航路"も目指しようがねェ
早ェとこ"航海士"を仲間に入れるべきだな」

確かに自分が海賊になったとして、船があったとしても果たしてどこをどう進めば良いか分からないですね。

マゼランはどうだったかというと世界周航の前に何度も船旅に出ており、経験を積んで船長になりました。【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第7話 『偉大なる航路(グランドライン)』から考えるマゼランの世界周航 #1 マゼランが船長になるまで - 歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

Wikipediaにもこうあります。

下級貴族出身ながら見習い士官から船長の地位にまで上ったマゼランの船乗りあるいは戦士としての能力は相当に高かったものと想像されている。
フェルディナンド・マゼラン - Wikipedia

マゼランの場合は船長であり、航海士の能力も持ち合わせていたようですね。さすがマゼランです。

■マゼランには天文学者の仲間がいた!西回り航路へのきっかけとファレイロの参画

第8話ではその後ルフィが鳥に捕まり、ゾロが追いかけていくとバギー一味に出会います。そしてゾロにナミについて話をします。

ナミ「南の空に低い黒雲をともなう寒冷前線を発見っ!!まもなく激しい雨とともにスコールが吹くでしょう。小さな船は転覆にご注意下さいっ!!」
ドオオオ
「!!!!」
「ぎゃあーーっ!!」


【長子作: 天候を予言するナミ】


という感じでナミの気象学の凄さが発揮されます。このエピソードを聞いてゾロは「航海士になってくれねぇかな」と呟きました。確かにこんな仲間がいたら航海は心強いですよね。

世界周航を果たしたマゼラン艦隊にも天文学者という心強い仲間がいたようです。少し長くなりますが、マゼランが世界周航に至る旅に出るきっかけのエピソードがこちらです。

当時、スペインの外洋航海を仕切っていたスペイン宮廷の実力者にロドリゲス・デ・フォンセカという貴族がいた。

フォンセカはスペインの植民地の貿易や殖民などの業務を担当する通商院の事実上の最高責任者であり、コロンブスの2回目の航海の準備も担当した人物であった。

そのフォンセカの関心事はポルトガルの影響下にない東洋への航路開拓にあった。そのフォンセカに前述の商人アロ(ポルトガルでの地位を失いスペインに移動していた)が接近し、ソリスの後継となる航海者を探していた。

(省略)

ゴメスで失敗したフォンセカとアロはデュアルテ・バルボーザの推薦するマゼランの存在を知り、ただちにマゼランを新たな探検隊の指揮官に推すことに決め、マゼランはスペイン王・カルロス1世の謁見を得て、その航海の計画を説明することになる[41]。

マゼランはこのデュアルテ・バルボーザの推薦によって西回り航路の機会を得ることになりますが、マゼランはデュアルテ・バルボーザに条件をつけていたようです。

セビリアスペイン王に仕えていたポルトガル人デュアルテ・バルボーザはスペインの関心事が西回りでの香料諸島到達であることを知り、ポルトガルで失意の元にある古い友人であるマゼランに白羽の矢を立てる。

セラーンの手紙によってもとより香料諸島への渡航を希望していたマゼランは、盟友である天文学者ルイ・デ・ファレイロの同行を条件にデュアルテ・バルボーザの誘いに乗ることになる。

1517年のことである[37]。

マゼランがなぜ天文学者のルイ・デ・ファレイロを同行させたかはWikipediaには記載されていません。

少し調べてみるとファレイロはどうやら当時最高レベルの学者さんだったようです。天文地理学という分野があるようですが、天地の遠大な軌道を計算で算出できた理論家で地図制作でも最高権威だったようです。
マゼラン - シュテファン・ツヴァイク/関楠生・河原忠彦訳 - Google ブックス

マゼランの経験とファレイロの理論が互いに立証される関係となり、さぞかしウマがあったのでしょう。
経験を理論が補い、当時の不完全な理論は経験が補って世界周航という偉業が成し遂げられたのかもしれませんね。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
・教科書、用語集、人物辞典他

■あとがき

今回は裏切りをテーマにした内容も書こうとしてましたが、書ききれませんでした。また次回以降に書いていきます。
ご覧いただきありがとうございました!
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