この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史への興味・関心を引き出していく企画です。今回は第1話より大海賊時代から史実の大航海時代について興味を広げます。
■「大海賊時代」から連想される「大航海時代」
物語の冒頭、海賊王ロジャーの処刑シーンから始まり、ナレーションでこのように宣言されます。
世は
大海賊時代を迎える-
後々この場面に対してレイリーが語ったり、様々な海賊たちが大きな影響を受けた始まりの場面ですね。
この「大海賊時代」という言葉を聞いて思い浮かぶのが「大航海時代」です。
Wikipediaによるとこうあります。
大航海時代とは、ヨーロッパ人がアフリカ・アジア・アメリカ大陸への大規模な航海を行い、"発見"した土地で略奪や搾取の限りを尽くした時代。15世紀半ばから17世紀半ばまで続き、主にポルトガルとスペインにより行われた。
大航海時代 - Wikipedia
中学校ではコロンブスやヴァスコ=ダ=ガマ、そしてマゼランについて学ぶことでしょう。
高校では「ヨーロッパ世界の拡大」と称して、その文化的、技術的、政治的な背景を学ぶことになります。
・大航海時代
・マルコポーロ
・『世界の記述』(いわゆる東方見聞録)
・香辛料
・ポルトガル
・スペイン
・航海王子エンリケ
・バルトロメウ=ディアス
→これはバルトロメオを連想しますね!いつか記事にします。
・ヴァスコ=ダ=ガマ
・リスボン
・イザベル
・コロンブス
→これは有名人ですが、オオロンブスを連想しますねー。
・トスカネリ
・カブラル
・アメリゴ=ヴェスプッチ
・マゼラン
・世界就航
・マヤの都市国家
・アステカ族
・イタリア人カボット
・スペイン人バルボア
・トウモロコシ
・インカ帝国
・コルテス
・ピサロ
→これもまた黒ひげ海賊団の悪政王ピサロを連想させます。
・商業革命
・世界商業圏
・価格革命
■大航海時代はどうして始まったのか?
大海賊時代は海賊王ロジャーの最後の一言により幕を開けました。それでは大航海時代はどのように幕が開いたのでしょうか?Wikipediaにはこうあります。
新たな交易ルートの確保、イスラム勢力の駆逐、強力な権力を持つ王の出現、そして航海技術の発展、海外進出の機会が醸成されたことで、ポルトガル・スペイン両国は競い合って海に乗り出して行った。
中学校では香辛料を求めて遥かなインドを求めて航海に出たと習います。
それでは何故香辛料を欲したのか?なぜインドでしか手に入らなかったのか?興味は尽きませんね。是非調べてみてください。
■大航海時代を英語で言うと?
『英語で読む 高校世界史』によると「the Age of Discovery」や「the Great Age of Exploration」と呼ぶようです。
■ヨーロッパは大航海時代、その頃日本は?
大航海時代の始まる15 世紀ですが、その頃日本は誰が活躍していたでしょうか。Wikipediaにはこうあります。
室町時代の中期にあたる。応仁の乱(1467年)、または明応の政変(1493年)以後は戦国時代に区分される場合もある。戦国時代には室町幕府権力の著しい低下、幕府と守護の体制の崩壊などにより、戦国大名の乱立が起き全国動乱の時代に突入した。この動乱は約1世紀に渡り続くことになる。
15世紀 - Wikipedia
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