歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第69〜95話 いよいよルフィが賞金首に‼︎ 手配書のモデルは"西部開拓時代"?〜フロンティアと西漸運動、そしてマニフェストデスティニー〜

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第69〜95話に登場する"賞金首"からアメリカ西部開拓時代について関心を広げます。

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[長子6歳作: 賞金首になるルフィ]

■"賞金首"となるルフィ

第94話ではアーロン一味を打ち崩したルフィが、大佐ネズミによって賞金首にかけられてしまいます。

ネズミ「いいな‼︎ そいつは凶悪な海賊だ‼︎ 生死問わず‼︎! 全世界指名手配の"賞金首"にしてくれ‼︎!」

さて、ここで"賞金首"という言葉が出てくるのですが、一体どういうものなのでしょうか。 ワンピースの世界でこれから度々登場する手配書ですが、あの"wanted"というものを見ると思い出すのはカウボーイの時代なのです。果たして世界史との絡みがあるのかないのか、調べてみましょう。
というわけで今回のテーマは"西部開拓時代"です。

■"賞金首"とは何か?

まずは概要、定義からいきましょう。
Wikipediaにはこうあります。

懸賞金がかけられている当人を“賞金首”と呼ぶが、これは西部開拓時代、いわゆる“お尋ね者”については生死に関係なく逮捕を求められ、遺体であっても引き渡せば賞金が支払われた事にちなむ。この職業についてはバウンティハンター(賞金稼ぎ)も参照。

懸賞金 - Wikipedia

ということで、ひとまず西部開拓時代が関係してそうですね。

■ "西部開拓時代"とは何か?

次に西部開拓時代ついて見ていきましょう。とにかく概要をつかんでおきます。

西部開拓時代(せいぶかいたくじだい、American Old West)とは、19世紀(特に1860年代に始まり1890年のフロンティア消滅まで)における、北アメリカの時代区分の一つ。

オールド・ウェスト (Old West) 、ワイルド・ウェスト (Wild West) とも呼ばれる。

時代区分とともに、この時代のフロンティア・ストリップ(ノースダコタからテキサスまでの南北にわたる6つの州)の歴史、伝説、信仰など、文化的な意味合いを包括する用語でもある。

西部開拓時代 - Wikipedia

"伝説、信仰など、文化的な意味合いを包括する用語"というのは意外でした。信仰って何を意味してるのでしょうかね。

植民地時代から発展していた大西洋岸から太平洋岸まで漸進的に未開拓地域が開拓されていったが、1848年にカリフォルニア州で金鉱が発見されるとゴールド・ラッシュによって、太平洋岸が開拓され、逆に太平洋岸から内陸部に向かっての開拓の波も起こった。

このように西部開拓は、大西洋岸および太平洋岸から内陸に向かって進んでいった。

1869年にはアメリカ合衆国で最初の大陸横断鉄道が開通した。

いっぽう先住民であるインディアンにとっては、突然やって来た侵略者に自分達の土地を強奪されたうえに殺戮された時代でもある。

ガンマンやカウボーイ、アウトローなどがこの時代の特徴として小説や映画(西部劇)などで描かれる。

確かに先住民からすると悲劇の時代になりますね。

■"フロンティア"とは?

西部開拓時代はフロンティア消滅まで、とありますのでフロンティアについても見てみましょう。

アメリカ合衆国国勢調査局は、一平方マイルにつき人口(先住民は除く)が二人以上六人以下の地域をフロンティアと定めていた。
この地帯の外辺がフロンティア・ラインである。
白人入植者によるインディアンに対する征服が進むとともに、フロンティア・ラインは西部に漸次移動していき、1890年の国勢調査局長が、フロンティア・ラインと呼べるものがなくなったことを国勢調査報告書に記載した。
これが「フロンティアの消滅」である。

このフロンティア消滅をうけて、歴史家のフレデリックターナーは、フロンティアと合衆国の民主主義・国民性を関連づけて述べた(フロンティア学説)。

アメリカの言う「フロンティア」とは実際には「インディアンの掃討の最前線」であり、スー族に対する「ウーンデッド・ニーの虐殺」があった1890年に「インディアンの掃討が完了した。」として合衆国政府は「フロンティアの消滅」とした。
「フロンティアの消滅」と前後して、アメリカ合衆国は太平洋進出を始めていく。
フロンティア - Wikipedia

■西部開拓を正当化した"マニフェストデスティニー"という文明観

フロンティア開拓といってもそこには先住民がいるわけで、侵略や虐殺含めて推し進めていった背景にはこのような文明観がありました。

マニフェスト・デスティニー(英語: Manifest Destiny)とは、元々はアメリカ合衆国の西部開拓を正当化する標語であった。

「明白なる使命」や「明白なる運命」、「明白なる大命」などと訳出される。「文明は、古代ギリシア・ローマからイギリスへ移動し、そして大西洋を渡ってアメリカ大陸へと移り、さらに西に向かいアジア大陸へと地球を一周する」という、いわゆる「文明の西漸説」に基づいたアメリカ的文明観である[1]。
マニフェスト・デスティニー - Wikipedia

侵略される側からすると理不尽極まりない一方的な理屈なわけですが、歴史は勝者がつくり、正義は勝者に宿ることで犠牲者は歴史の影に追いやられてしまうのでしょう。
というわけで今回のテーマ"西部開拓時代"に関心を広げてみました。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ

・教科書、用語集、人物辞典他

・筆者ベストチョイス①

聴き流しで歴史を学べるボカロシリーズ(幼稚園生からパパ&ママまで幅広くオススメ)

・筆者ベストチョイス②

カードゲームで覚える年号『タイムライン』シリーズと同じくカードゲームで覚える偉人『ソクラテスラ』

■あとがき

あっという間に今年も終わりが近づいてますね。時々おやすみ頂きながら、なんとか三日坊主にならずに継続することができました。

ご覧いただきありがとうございました!受験勉強や教養の向上に活用いただければ幸いです。
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