歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

幕末から明治に活躍した偉人の子孫の成長記録。育児コラム・知育教材・人生の回顧録も記載していきます。

【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第8〜20話 「私と組まない?」ナミの提案とマゼランの提案 マゼランの世界周航#4

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。前回に続き第8〜20話『ナミ登場』以降のエピソードからマゼラン艦隊による世界周航ついて更に関心を広げます。前回に続いて今回も「裏切り」をテーマにマゼランの経験した裏切りについてご紹介します。
※参考:前回
【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第8〜13話 ナミの裏切りとマゼランの裏切り マゼランの世界周航#3 - 歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

[長子作: 19話 仲間を騙して悪魔の実を手に入れるが誤って食べてしまうバギー]

■ 「私と組まない?」マゼランからスペイン王へのプレゼン

前々回にバルボーザによる推薦を受けてマゼランがスペイン王との謁見につながったこと、前回ではそういったオファーを受ける背景としてマゼランは母国ポルトガルから適切な評価を受けずに失望していたことを紹介しました。

ナミの「私と組まない?」といった軽いレベルではありませんが、いよいよマゼランはスペイン王に西廻り航路のプレゼンを行います。

マゼランはスペイン王・カルロス1世の謁見を得て、その航海の計画を説明することになる[41]。

スペイン王に謁見したマゼランは、自分の西回りでの香料諸島への渡航計画について、大アジア半島の南に香料諸島・インドへ通じる海峡があること、

東回りよりもはるかに航路の短い西回りルートはポルトガル人よりはるかに安いコストで香料を手に入れることができることを自信をもって説明する
(実はマゼランの自信の根拠となるマルティン・ベハイムの世界観[註 9]はまったくの誤りであった)。

また従兄弟のセラーンの知らせでは香料諸島はマラッカのはるか東方であることを知らされていた
(これも実際の距離よりも誇張されていたのだが)。

その情報によって香料諸島がトルデシリャス条約で定められたスペインの領域内にあることも保障し、マゼランの自信を持った説明にスペイン王は納得し、マゼランに艦隊を預ける決断をするのであった[42][43]。
フェルディナンド・マゼラン - Wikipedia

■まさかの推薦人からの裏切り⁉︎

プレゼンが見事認められ、ポルトガル人であるにも関わらずスペイン王から西廻り航路への挑戦を認められたマゼランですが、今度は推薦人からの裏切りを経験します。

Wikipediaにはこうあります。

スペインからみればライバル国のポルトガル人であるマゼランにスペイン王が艦隊を任せる決断をした背景にはフォンセカとアロという有力者の推薦があったことはたしかであろう[44]。

その推薦の見返りにフォンセカは自分の意に沿う者たちをマゼランの艦隊の幹部に据え、主導権を握ろうと画策する。

それはマゼランの航海技術のみをもとめ、その艦隊を自分の統制下におき、利益はマゼランではなくフォンセカとアロで握ろうとしたものである。

マゼランの盟友である天文学者ルイ・デ・ファレイロも艦隊から外され[註 10]、これに反発したマゼランはスペイン王に交渉し自分の親族や自分の意に沿うポルトガル人を幹部に入れることに成功するが、
しかし、それでも幹部の大半はフォンセカの息のかかった者たちであり[45]、艦隊に同行し世界周航の記録を書いたアントニオ・ピガフェッタはその記録のなかでマゼランの指揮下の船長達は何故か最初からマゼランを憎んでいたと書いている[46]。

最初から部下の船長たちがマゼランを憎んでいた、ってこれから船上での長旅が始まるというのに正に前途多難ですね。

■裏切りは裏切りを呼ぶ⁉︎ポルトガルの逆襲

裏切りは裏切りを呼びます。
自身を適切に評価しないポルトガルを去り、推薦人のおかげでスペイン王に認められたマゼランですが、今度は母国ポルトガルに裏切られます。

マゼランの母国ポルトガルでは、ポルトガル人のマゼランがポルトガルの利権を危うくするスペインの企画を指揮することに反発し、ポルトガルの駐スペイン大使はマゼランを説得や脅しを行い、果ては暗殺まで考え航海を止めさせようと試みる。

また、ポルトガルはマゼランの航海を妨害しようと様々試みる[47]。

ポルトガルは出航準備を進めるマゼランたちの物資調達の邪魔に入ります。それでもスペインは期限を決めていよいよ出航に至ります。

母国ポルトガルの妨害により8ヶ月遅れとなったマゼランの船出

ポルトガル妨害工作を行い、もともと極めて長期の航海になることが予定され大掛かりな準備が必要だったので当初の見込み以上に手間取り、当初の出発予定の1518年末はもちろん、1519年8月になっても準備は終らなかった。

ついにしびれを切らしたスペイン王は1519年8月10日を出帆日と決め、準備が整っていなくとも出発するように命じた[52]。

数々の裏切りを経てようやくマゼランの船出です。
しかしこの後の航海中もマゼランは数々の裏切りを経験します。そしてマゼランの最期も裏切りによって命を落とすことになります。

一旦マゼランが経験した裏切りエピソードは出航前までとし、今後のワンピース進展に応じてマゼランが経験した裏切り(航海編)を記載していきます。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
・教科書、用語集、人物辞典他

■あとがき

今回は裏切りをテーマにした内容を書こうとしてましたが、今回も書ききれませんでした。
皆さんはワンピース96巻はご覧になられたでしょうか?ワンピースの中でも数々の裏切りが描かれていますが、あの裏切りは衝撃でした…。97巻が早くも気になりますね。

ご覧いただきありがとうございました!
その他関連シリーズもぜひご覧ください。
漫画『ONE PIECE』ワンピースから始める世界史 カテゴリーの記事一覧 - 歴史人物の子孫を育てるパパ新聞