歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第23〜41話 キャプテン・クロの"杓死"で猫も杓子も!釈迦も達磨も!禰子も釈氏も!女子も弱子も!(38話より)

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第23話〜41話に登場するキャプテン・クロの『杓死』から『ネコも杓子』の語源から一休、釈迦、達磨、滝沢馬琴について関心を広げます。

[長子作: キャプテン・クロ"杓死"]

■キャプテン・クロがくりだす『杓死』

38話でキャプテンクロの武器をへし折るルフィですが、幾度となく死戦を超えてきたクロが本気の攻撃を繰り出します。 

船員「!!!」
「おい、あの構えまさか…!!」
「あの技をやるんじゃ…」
「相手は たった1人なのにか!!?」
ルフィ「?」
船員「でも間違いねぇ…」

「杓死だ!!!」

そしていよいよ技を発動し、"抜き足"による無差別攻撃が始まります。敵も味方も見境なく、まさに"ネコも杓子も"攻撃の対象になります。そう、クロネコ海賊団の船員が繰り出す技の多くが猫と関係しているわけですね。ばっちりネコ耳のシャムとブチも"ネコババ"やら"猫を被る"、"キャットザフンジャッタ(猫ふんじゃった)"とネコ絡みの技を繰り出してきましたが、キャプテンクロも例外ではありませんでした。

さて、本題の『猫も杓子も』であります。
Wikipediaにはありませんので、コトバンクにはこうあります。

精選版 日本国語大辞典の解説
なにもかも。だれもかれも。

※咄本・一休咄(1668)
一「生れては死ぬるなりけりをしなべてしゃかもだるまもねこもしゃくしも」

[補注]語源については楳垣実の「猫も杓子も」に諸説があげられている。
(イ)「禰子(ねこ)も釈氏(しゃくし)も(神主も僧侶も)」の意の変化したものとする滝沢馬琴の説、

(ロ)「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も(女も子どもも)」の意とする落語「横丁の隠居」の説、

(ハ)杓子は主婦をさすもので、家内総出の意かとする説など。

猫も杓子も(ネコモシャクシモ)とは - コトバンク

■一休咄(いっきゅうばなし)って何?

そもそも「咄」って読めました?恥ずかしながら筆者は読めませんでした。

世界大百科事典 第2版の解説
仮名草子。1668年(寛文8)刊。
4巻。編著者未詳。

一休和尚の逸話集で,序文に《狂雲集》を俗解したと断っているが,あまり関係はない。

一休の幼少のころのとんちばなしに始まって,蜷川(になかわ)新右衛門との交遊,関の地蔵に小便をかける話,タコを食う話など46話がある。

笑話本として歓迎され,また《一休関東咄》《二休(じきゆう)咄》のごとき模倣書も作られた。

一休の伝説化に果たした役割は大きい。
【野田 寿雄】
一休咄(いっきゅうばなし)とは - コトバンク

ちなみに一休さんはパパ以上の世代は馴染みがあるかもしれませんが、アニメでも有名ですね。

一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、室町時代臨済宗大徳寺派の僧、詩人。説話のモデルとしても知られる。
一休宗純 - Wikipedia

■ しゃかもだるまもねこもしゃくしも

一休さんはこう述べてたのですね。
釈迦も達磨もネコもシャクシも、ということでしょうか。
釈迦とは大物が出てきましたね。ネコとシャクシに行く前にまず釈迦からいきましょう。

釈迦(しゃか)は、紀元前5世紀前後の北インドの人物で、仏教の開祖である。

姓名はサンスクリット語の発音に基づいた表記ではガウタマ・シッダールタ(梵: गौतम Gautama,梵: शिद्धार्थ Śiddhārtha[1][2])、パーリ語の発音に基づいてゴータマ・シッダッタ[3](巴: Gotama Siddhattha)とも表記される。漢訳では瞿曇悉達多(くどんしっだった)である[2][注釈 1]。
釈迦 - Wikipedia

少々長くなりますが、歴史的な考察を見てみましょう。マルコポーロが出てきますね。
ゾロの技が仏教色が多々出てくるので釈迦について言及することがこれからも多くなりそうですね。

■宗教
上座部仏教では、釈迦は現世における唯一の仏とみなされている。
最高の悟りを得た仏弟子は阿羅漢と呼ばれ、仏である釈迦の教法によって解脱した聖者と位置づけられた。

一方、大乗仏教では、釈迦は無量の諸仏の一仏で、現在の娑婆の仏である、等と拡張解釈された。
また、後の三身説では応身として、仏が現世の人々の前に現れた姿であるとする。


■「ヒンドゥー教における釈迦」および「インドにおける仏教の衰退」も参照
釈迦の死後、インドで仏教とヴェーダの宗教は互いに影響を与え、ヴィシュヌ派のプラーナ文献に釈迦はヴィシュヌのアヴァターラとして描写されている。
ただし、ヴェーダを否定した釈迦は、神の化身とはいえ、必ずしも肯定的な評価ではない。

この件に関して、20世紀に新仏教運動を興したアンベードカルはヴィシュヌ派による釈迦の扱いを「偽りのプロパガンダ」と呼んで非難している[50]。
一方で、新ヴェーダーンタ学派(英語版)のサルヴパッリー・ラーダークリシュナンは、『法句経』を英訳した際の註釈で、釈迦の思想が極端に誇張されて伝わったのは当時とそれ以降の時代背景のせいで、釈迦の思想はウパニシャッドから派生したもの、と評価している[51]。

なお、インド憲法でも仏教はシク教ジャイナ教と並んでヒンドゥー教の分派のひとつとして扱われている[52]。


マニ教の開祖であるマニは、釈迦を自身に先行する聖者の一人として認めたが、釈迦が自ら著作をなさなかったために後世に正しくその教えが伝わらなかった、としている。


マルコ・ポーロ
マルコ・ポーロの体験を記録した『東方見聞録』においては、釈迦の事を「彼の生き方の清らかさから、もしキリスト教徒であればイエスにかしずく聖人になっていただろう」[53]あるいは、「もし彼がキリスト教徒であったなら、きっと彼はわが主イエス・キリストと並ぶ偉大な聖者となったにちがいないであろう」[54]としている。

また『東方見聞録』の記述では仏教という言葉は無く、アブラハムの宗教以外の宗教は全て「偶像崇拝教」と記述されているが、その偶像崇拝の起源は、釈迦の死後にその生前の姿を作ったのものとしている。

釈迦はマルコ・ポーロの時代より1世紀前に、ローマ教会よりインドの聖ジョサファットの名で聖人として加えられていたが、マルコ・ポーロはそんな事はまったく知らなかった[55]。

ちょっと長くなりますが達磨も世界史受験に出てきますので触れておきましょう。
中国禅宗の開祖とありますが、インド人だったのですね!知りませんでした…。

菩提達磨(ぼだいだるま、中国語: 达摩、サンスクリット語: बोधिधर्म, bodhidharma、ボーディダルマ)は、中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧である。

達磨、達磨祖師、達磨大師ともいう。「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉。達摩との表記もあるが、『洛陽伽藍記[1]』や、いわゆる中国禅の典籍『続高僧伝 [2]』など唐代以前のものは達摩と表記している。

画像では、眼光鋭く髭を生やし耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。
達磨 - Wikipedia

滝沢馬琴「禰子(ねこ)も釈氏(しゃくし)も(神主も僧侶も)」

少々長くなりましたので、滝沢馬琴の解釈に関連する説明と滝沢馬琴その人を紹介して終わりにしましょう。

曲亭 馬琴は、江戸時代後期の読本作者。本名は滝沢興邦で、後に解と改める。

号に著作堂主人など。
代表作は『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』。ほとんど原稿料のみで生計を営むことのできた日本で最初の著述家である。 ウィキペディア
生年月日: 1767年7月4日
生まれ: 江戸
死亡: 1848年12月1日, 東京都 東京 四谷
代表作: 『椿説弓張月』『南総里見八犬伝
曲亭馬琴 - Wikipedia

優しい仏教入門というサイトでこんな説明がありました。分かりやすいですね。

神官の長を神主(かんぬし)といいます。その神主の下の位を禰宜(ねぎ)といいます。そして禰宜の子孫を禰子(ねこ)といいます。

仏弟子を釈子(しゃくし)といいます。お釈迦さまの弟子、お釈迦さまの教えを受け継ぐ者という意味です。

「猫も杓子も」はもと「禰子も釈子も」であったといわれます。
つまり、お釈迦さまの弟子も、神様の弟子も、みんないっしょにと言うことです。
日本では昔、宗教といえば仏教と神道の二系統でしたから、禰子と釈子で日本国民すべてとなります。
これから転じて「どんなものも、みなすべて」の意味になったのです。

禰子の字が難しいためでしょうか、ニャンとも理由は分かりませんが、いつのまにか猫としゃもじに化けてしまいました。

猫も杓子も


ニャンとも理由が分からないとのことで、お後がよろしいようで。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ

・教科書、用語集、人物辞典他

■あとがき

ワンピースの世界は欧州文化だけでなくアジア文化も感じられるのが良いですね。


【長子作品: ホーキンス法王逆位置】

ご覧いただきありがとうございました!
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