今は就職活動の様子や時期もだいぶ変わってしまったかもしれませんが、私が学生の頃は一月になると就職活動が本格化してくる頃でした。大学で企業説明会を聞きながらどう生きていこうかと色々と考えていた時期でした。
私自身は学生時代に平和学を学んでおり、理論と現実を考えるべく、大学3年の夏から中東の世間で言われるところの紛争地にある大学に留学しました。
結果、メディアが伝えるイメージと現地の日常とのギャップ、理論のある程度の確からしさや国連やJICA、そしてNGOの方々による懸命な活動を学ぶことが出来ました。
一方で援助の限界や弊害、援助への依存という負の側面も直接感じることが出来ました。
そして最終的に国際協力の対象となる人々に必要となるものは「自立」であるとの考えにたどり着きました。
そこで言う自立とは、世の中に価値を提供し、その対価を得て生活していくこと。そういった自立をもたらす仕組みをもたらすものは農業による自給自足でも良いが、大きな影響力を持つのはやはり民間企業なのではないか、と考えました。
そう考えたときに、「他人の自立を語る前に自分はそもそも自立してるのか?(してない)」、「民間企業が何かわかっているのか?そもそも自分が民間企業でやっていけるのか?」と色々と考え出したのを覚えています。
そして一年間の留学後、大学4年の秋から大学主催の就職セミナーに出席するようになりました。
そして冒頭の年明け1月から半年後、紆余曲折を経て、記憶では7/4頃に納得のいく企業から内定を頂き、民間企業への就職が決まりました。