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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第43〜68話 "鉄拳のフルボディ"登場!鉄なら負けないヒッタイト!世界最古を総なめ!

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第43〜68話に登場する鉄拳のフルボディから鉄にまつわる世界史キーワードについて関心を広げます。

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[長子作: 鉄拳のフルボディ]

■鉄拳のフルボディ

第43話では海上レストランにたどり着いたルフィたちが、定休で食事を楽しみにきたフルボディと遭遇します。

フルボディ「俺は海軍本部大尉"鉄拳のフルボディ" 船長はどいつだ 名乗ってみろ」
ルフィ「おれはルフィ 海賊旗はおととい作ったばっかりだ!」

このあとワインで恥をかかされて、サンジに突っかかって返り討ちに遭います。
「お前がどれだけ偉いんだ…!!!」
このセリフはビッグマム編まで読むとサンジの幼少期の経験が背景にあるのかなぁと思いますね。

■鉄拳の由来

フルボディさんは何故鉄拳なのでしょうね?と考えてみると、やはりメリケンサックを着けているからと思われます。
武装色の覇気で拳が鉄のようになっているならかなりの使い手ですが、フルボディさんの場合は自称ですもんね。
メリケンサックをどこで覚えたのか記憶がないのですが、メリケンというくらいなのでアメリカ由来かと思いましたが意外と歴史がありました。
Wikipediaにはこうあります。

ナックルダスターは、拳にはめて打撃力を強化するための武器の総称。

メリケン」、「メリケンサック」、「ブラスナックル」、「拳鍔」などといった名称で呼ばれることもある。

「カイザーナックル」と呼ばれることもあるが、これは漫画『リングにかけろ』に登場した同形状の武器の名称から来ている。

広義ではヒマンテスなどの防具も含まれる。

ナックルダスター - Wikipedia

ということで、メリケンサックというよりはナックルダスターと言う様です。

ちなみに歴史的にはローマからあるようです。

セスタス
セスタス(cestus)は、語源はラテン語のカエストゥス(caestus 紐や帯の意)で、古代ローマの拳闘士が使用していた、堅い革紐をボクシングのバンデージのように手に巻き付けた物。

自分の拳の皮膚を保護することが主目的であるため、鍛錬が不足したまま硬い物体を殴ると怪我を負うが、相手の人間の皮膚にはダメージがある。また、革のベルトで代用することもできる。

■世界最古の鉄器使用民族、ヒッタイト

さて、世界史で鉄というとまず登場するのがこのヒッタイトですね。アナトリア半島と言われるとちょっとイメージし辛いですが、今でいうとこのトルコあたりに王国を築いたようです。

ヒッタイト(英:Hittites)は、インド・ヨーロッパ語族ヒッタイト語を話し、紀元前15世紀頃アナトリア半島に王国を築いた民族、またはこの民族が建国したヒッタイト帝国(王国とも)を指す。
なお、民族としてのヒッタイトは、ヒッタイト人と表記されることもある[1]。


他の民族が青銅器しか作れなかった時代に、高度な製鉄技術によりメソポタミアを征服した。
最初の鉄器文化を築いたとされる。

首都ハットゥシャ(現在のトルコのボアズキョイ遺跡)の発掘が進められている。

ヒッタイト - Wikipedia

あくまで歴史上の話でして、歴史に残らない文明で鉄を用いていた民族がいたかもしれませんが、紀元前15世記に鉄を加工していたのはすごいですよね。
ちなみに日本はまだ縄文時代ですね。

■ 世界最古の講和条約を結んだ民族、ヒッタイト

これは辛うじて世界史て学生時代に習った気がしますね。カデシュの戦い。

紀元前1285年頃、古代エジプトとシリアのカデシュで衝突(カデシュの戦い)。ラムセス2世のエジプトを撃退する。

ラムセス2世は、勝利の記録を戦いの様子と共にルクソールなどの神殿に刻んでいるが、実際にはシリアはヒッタイトが支配を続けた。

エジプトのラムセス王の寺院の壁に、3人乗りの戦車でラムセス2世と戦うヒッタイト軍(ムワタリ2世の軍)のレリーフが描かれている。

この際に、世界最古の講和条約が結ばれた。

ヒッタイトとは別にヒッタイトの歴史、という項目がありますが、そこにはより詳しく書いてあります。

「カデシュの和約」(en:Egyptian–Hittite peace treaty)は、完全な形で現存する歴史上最古の条約の一つであり、両者の国境線をカナン(Canaan)に定め、ラムセス治世の21年目(紀元前約1258年)に署名された。この条約の約定の中にはヒッタイトの王女の内の一人をファラオ・ラムセスに嫁がせるという項目が含まれていた[10]。 [1]
ヒッタイトの歴史 - Wikipedia

■世界最古の女性文芸作家もヒッタイト

これは受験には出てこないかもしれないですが、興味深いですね。

ハットゥシリ3世の王妃プドゥヘパ(英 Puduhepa)作とされる宗教詩は、現在発見されている最古の女性の文芸作である。

ヒッタイトの宗教は、強くフルリ人の宗教の影響を受けていることが分かっており、その文化にもフルリ文化が色彩強まった。

確かに日本で卑弥呼が登場するのはWikipediaによると紀元後200年頃ですので、確かに歴史ありますね。どんな詩だったんでしょうね。

最後は紀元前1180年頃に滅んでしまったようです。

最後の王、シュッピルリウマ2世も、キプロス沖合における海の民との海戦を含めていくつかの勝利を挙げた。

しかし、その勝利は小さすぎ、また遅すぎた。海の民は、地中海の海岸沿いに既に侵攻を始めており、エーゲ海を初めとしてフィリスティア(英語版)に向かって進軍を続け、彼らの望む交易路を切り開くべくキリキア(旧キズワトナ(英語版))およびキプロスヒッタイトから切り離した。

これによりヒッタイト本国は全ての方向からの攻撃に対して脆弱となり、紀元前1180年ごろにハットゥシャは全焼し、カスカ(英語版)(Kaskas)、フリギア(Phrygia)、ブリゲス(英語版)(Bryges)の連合した猛攻にさらされた。これにより、ヒッタイト王国は歴史記録から姿を消した[11]。

とりあえず馴染みのない地名が連発しますが、フリギアだけWikipedia上はリンクがつながってて、要するに今でいうトルコです。中西部です。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ

・教科書、用語集、人物辞典他

■あとがき

鉄ということでビスマルクチャーチルも書きたかったのですが、意外とヒッタイトが面白くてここまでとしました。

ご覧いただきありがとうございました!
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