歴史人物の子孫を育てる雑草パパ新聞

幕末から明治に活躍した偉人の子孫の成長記録。育児コラム・知育教材・人生の回顧録も記載していきます。

【育児コラム 育児は育自】小旅行編:山本五十六と河井継之助という偉人を訪ねて その1

昨日今日と友人の挙式で新潟県長岡市へ行ってきました。散歩がてら訪ねた資料館で知った山本五十六の意外な一面、大学時代に惹かれた河井継之助について報告します。

山本五十六の意外な一面〜国際経験豊富な知識人〜

山本五十六という名前を聞いて皆さん何を思い出されるでしょうか?映画化されていたようなので御覧になられた方はお詳しいかと思いますが、私は高校時代は世界史選択だったので日本史に疎く、有名な人材育成の名言を残した太平洋戦争時に奮闘された軍人さん、というイメージでした。

ところが資料館で生涯年表を見ると中学生の頃からベンジャミンフランクリンを尊敬し、英文で書かれた本を必死に学んだ記録が残されていました。
自分自身の中学時代を考えると、その意識の高さは比べものになりません…。

成人になってからはハーバード大学に留学し、その後もロンドン駐在やシンガポール、メキシコ、カナダなど様々な訪問先からポストカードを購入した記録が残されていた。
実に国際経験豊富な方だったのですね。

子育てでも活かせる山本五十六の名言

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ

会社の人事研修でもよく学ぶ格言ですが、この発言は資料館に拠っても事実のようです。そしてつくづく子育てにも当てはまるかと思うのです。
子どもは親をよく見てますので、親ができてないことを子どもに指摘すると「でもパパだってやってないじゃん」という指摘をされます。
それはそれで素直に認める時もあれば、そもそも生物的な発達段階の違いや、社会人として自立面での成長段階の違いを説明して、子どもたちと求められているものが異なることを諭すのですが、親として実践できていることは説得力が増すのは確かです。

パパが実践していたとしても、その意味や意義を説いて聞かせなければ子どもが理解したり、興味をもったりしないことがほとんどです。子どもの頃からでも実践すべきことがあれば、それは説いて聞かせてあげる必要がありますね。

興味を引き出せれば、しっかり本人にさせてみることが大切。5歳頃になると知恵がついてくる一方、容易に知った気になってしまうことがあります。分かったような口をきくだけでなく、しっかり本人に行動させて実力の如何を把握させることはとても大事ですね。

そしてしっかり誉めてやる、そのプロセスや結果を評価してあげることで行動への動機が引き出せるということですね。

改めて中学時代から独学でベンジャミンフランクリンの英著を学び、ハーバード大学に留学までされたグローバル人材が、まさにやってみて説いて聞かせてさせてみて誉めてくれたら多くの部下は従ったことでしょう。

真珠湾攻撃を指揮したものの、客観的な分析から米国との開戦は反対していた点や、その前の日独伊三国同盟への反対エピソードなど、軍人として奮闘する前にその戦争にどういう姿勢でいたのかといった側面を知り、勉強になりました。

その2へ続く

参考資料