歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

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【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第96話 赤髪海賊団大頭シャンクス再登場!意外と多い赤髪の歴史人物たち!〜後ウマイヤ朝、月氏、匈奴、突厥、チンギスハン、バルバロッサにエリザベス1世まで〜

この連載は無料公開されている『ONE PIECE公式漫画アプリ』から中学校社会科の歴史、高校世界史や日本史、そして現代世界情勢への興味・関心を引き出していくプロジェクトです。第96話に登場する『赤髪のシャンクス』から"赤髪"について関心を広げます。

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[長子6歳年次作: 赤髪海賊団大頭シャンクス]

■ミホークからルフィの手配書を知らされるシャンクス

前回に続き第96話ではいよいよルフィ一行がローグタウンに到着します。その一方で鷹の目のミホークが赤髪海賊団を訪ねてルフィの手配書をシャンクスに知らせます。

ミホーク「面白い海賊達を見つけたのだが ふとお前が昔していた話を思い出した ある小さな村の…面白いガキの話…」
船員「何!!!?まさか!!!」

シャンクス「きたか ルフィ」

いやー96話はてんこ盛りですね。
いよいよローグタウン到着です。この「ローグ」もrogue(いたずらっ子、悪党)かlogue(言葉、談話、カタログのログですね。)どちらかと思いましたが、しっかり看板に「logue」と記載されてますね。プロローグなんて言葉もlogueなので、ローグタウンには「ものごとのはじまり」なんて意味もあるんでしょうかね。


さて、この『赤髪のシャンクス』ですが、ルフィの『麦わら』に相当する形で『赤髪』とあるので、やはり赤い髪の毛がシャンクスの代名詞なのでしょうね。赤髪、といえば「赤毛のアン」なんかが思い浮かぶのですが、どういった人々が赤髪、赤毛なのでしょうか。
というわけで今回のテーマは"赤髪/赤毛"です。

余談ですが、ルフィの麦わら帽子はもともとシャンクスから貰ったものなので、元々シャンクスが麦わら帽子を被っていたとすれば、『麦わらのシャンクス』と呼ばれていた時代もあったのですかね。

■"赤髪/赤毛"とは何か?

まずは概要、定義からいきましょう。
Wikipediaにはこうあります。

赤毛(あかげ)、または赤髪(あかがみ)(英語: red hair, ginger hair)は、ヒトの人口の1〜2%で自然に見られ、北ヨーロッパまたは北西ヨーロッパ(英語版)系の祖先を持つ人々の間では頻度が高く(2〜6%)、他の集団では頻度が低くなる。これは、MC1R(英語版)タンパク質の変化したバージョンを生成する16番染色体(英語版)上の劣性対立遺伝子がホモ接合の個人に最も一般的である[1]。 

赤毛 - Wikipedia

ヒトの人口の1〜2%なんですね。それでさらに覇王色の覇気が使えるなんてシャンクスはレア中のレアですね。

赤毛に対する文化的反応は、嘲笑から賞賛までさまざまで、赤毛に関しては多くの一般的なステレオタイプが存在する。英語のredheadという言葉は、少なくとも1510年から使われている[3]。

個人的にはそんなステレオタイプもないですが、欧米ではそういったことがあるのですかね。日本の歴史人物で赤髪ってあまり聞かないですよね。赤髭薬局って聞いたことありますけど。

それでは世界史のお勉強ということで、歴史上の赤髪偉人たちに登場いただきましょう!

後ウマイヤ朝初代アミール、アブドゥル・ラフマーン1世

ロッコ[19]とアルジェリア北部のベルベル人には、赤毛の人がたまにいる。赤毛の頻度は、モロッコのリーフ人(英語版)とアルジェリアカビール人の間で特に顕著である[20][21][22]。モロッコの王妃で、ムハンマド6世の妻ラーラ・サルマは赤毛である。アブド・アッラフマーン1世赤毛で、彼の母親はキリスト教徒でベルベル人奴隷だった。

ということで調べてみると、後ウマイヤ朝初代アミールでした。後ウマイヤ朝についてはこちらです。

750年のアッバース革命でアッバース朝ウマイヤ朝を滅ぼすと、アッバース朝の残党狩りは執拗を極めた。ただ一人生き残ったウマイヤ家の王族アブド・アッラフマーン1世は身につけていた貴金属を逃走資金に変え、アフリカ大陸に入りアフリカ西北部のベルベル人に保護された。彼の母親はベルベル人であり、その容姿を受け継ぎ、金髪で瞳が緑色であった彼はベルベル人に温かく迎えられたばかりか、ウマイヤ朝再興の足がかりを築くことができた。彼はジブラルタル海峡を越えてアンダルスに逃れ、756年にムサラの戦い(スペイン語版、カタルーニャ語版)に勝利してコルドバウマイヤ朝を再興した。
後ウマイヤ朝 - Wikipedia

■覚えづらい遊牧民族シリーズ、月氏

いやー世界史受験の時はこの遊牧民族シリーズがなかなか頭に入らなくてこんがらがっていたのを思い出しましたが、どうやら遊牧民族に赤髪の人々がいたようです。

イェニセイ・キルギスの人々は、中国の資料ではしばしば赤毛だと記述されていた。サカ、トハラ人、月氏など、アジアのいくつかの古代インド・ヨーロッパ系遊牧民文化には、赤毛の人が多かったと言われている。

まず月氏を見てみましょう。

月氏(げっし、拼音:Yuèzhī)は、紀元前3世紀から1世紀ごろにかけて東アジア、中央アジアに存在した遊牧民族とその国家名。紀元前2世紀に匈奴に敗れてからは中央アジアに移動し、大月氏と呼ばれるようになる。大月氏時代は東西交易で栄えた。
月氏 - Wikipedia

気になったのがこの記載。

月氏 編集
秦の始皇帝(在位:前246年 - 前210年)の時代に、中国の北方では東胡と月氏が強盛であった。一方、匈奴は陰山の北からオルドス地方を領する小国にすぎず、大国である東胡や月氏の間接支配を受けていた。

最近遅ればせながら『キングダム』を読んでいたのですが、始皇帝の時代の秦側の北方民族…といえば『山の民』?『楊端和』?と考えてしまうわけでして、調べてみましたが、その仮説を裏付けるような記事はありませんでした。
作者に聞かないとわからないですね。

でも月氏、山の民かも、つまり始皇帝の時代、と覚えれば記憶に残りそうですね。

■覚えづらい遊牧民族シリーズ、匈奴

話を赤髪に戻すと、今度は以下の記載が見つかります。

中国の作家魏収は、魏書で、南部匈奴の首領劉淵の長い鬚は赤毛であると述べている[25]。

今度は匈奴です。遊牧民族は赤髪多いなぁ!と思うわけです。
そして匈奴はこちらです。

匈奴(きょうど、拼音: Xiōngnú)は、紀元前4世紀頃から5世紀にかけて中央ユーラシアに存在した遊牧民族および、それが中核になって興した遊牧国家(紀元前209年 - 93年)。モンゴル高原を中心とした中央ユーラシア東部に一大勢力を築いた。

匈奴 - Wikipedia

月氏と同じく匈奴も『キングダム』の時代ですね。

戦国時代 編集
紀元前318年、匈奴は韓、趙、魏、燕、斉の五国とともに秦を攻撃したが、五国側の惨敗に終わった[15]。

趙の孝成王(在位:前265年 - 前245年)の時代、将軍の李牧は代の雁門で匈奴を防ぎ、単于の軍を撃破した[16]。

李牧、なんて出てくるとしびれてしまいますね。上司に恵まれないんですよね、李牧は優秀なのに。

こんな『キングダム』つながりでこんな記載もあります。

秦の時代 編集
紀元前215年、秦の始皇帝は将軍の蒙恬匈奴を討伐させ、河南の地(オルドス地方)を占領して匈奴を駆逐するとともに、長城を修築して北方騎馬民族の侵入を防いだ。

今度は蒙恬ですよ。信と一緒に大活躍ですね。おじいちゃん思いの蒙恬匈奴を討伐したんですね。

■覚えづらい遊牧民族シリーズ、突厥

はい、また赤髪に戻します。

初期のトルコ人の間では他にも赤毛の例がある。突厥可汗国(英語版)の第三カガンの木汗可汗は、赤毛で青い目をしていると言われた[26]。

今度は突厥ですね。確かに世界史に出てきましたね。

突厥(とっけつ、とっくつ[1]、拼音: Tūjué、古テュルク語: Old Turkic letter K.svgOld Turkic letter R2.svgOld Turkic letter U.svgOld Turkic letter T2.svg【Türük】[2]、𐱅𐰇𐰼𐰰【Türük】[3]、トルコ語: Göktürk【ギョクテュルク】)は、6世紀に中央ユーラシアに存在したテュルク系遊牧国家。

もともとはジュンガル盆地北部からトルファン北方の山麓にかけて住んでいた部族[4]で、柔然の隷属の下でアルタイ山脈の南麓へ移住させられ鍛鉄奴隷として鉄工に従事した[5]が、552年に柔然から独立すると、部族連合である突厥可汗国(突厥帝国などと呼ばれることもある)を建て、中央ユーラシアの覇者となる。582年には内紛によって東西に分裂した。

何ですかね、ここまで来るとシャンクスは遊牧民族の子孫なのかと思えてしまうほど赤髪を遺伝してるんですね。

■覚えやすい遊牧民族モンゴル帝国、そしてチンギスハン

筆者は小学生の頃『蒼き狼と白き牝鹿ジンギスカン』をスーパーファミコンでプレイしていたのでモンゴル帝国はとても覚えやすかったです。

モンゴル帝国の創設に関わった人々の多くは赤毛だった。

ガザン・ハンの後援の下でラシードゥッディーンが執筆したモンゴル・ペルシャ共同の『集史』では、チンギス・カン赤毛だったと書かれている。

また、チンギス・カンの男性系の祖先は赤毛であるとされ、その子孫であるオゴデイ、フレグ、ジョチなどもほとんどが赤毛であったとされている。

しかし、ラシードゥッディーンはまた、ジンギスカーンは孫のクビライが赤毛を受け継いでいないことを知って驚いたとも書いている[27]。

みなさんお詳しいかもしれませんが、念のため載せます。

モンゴル帝国(モンゴルていこく)は、モンゴル高原遊牧民を統合したチンギス・カンが1206年に創設した遊牧国家(ウルス)。
モンゴル帝国 - Wikipedia

注目はこちらの記載です。

モンゴル帝国創始者チンギス・カンとその兄弟・子息たち、『四駿四狗』に代表される部将(ノヤン)たち、及びそれらの後継者たちはモンゴル高原から領土を大きく拡大し、西は東ヨーロッパ・アナトリア(現在のトルコ)・シリア、南はアフガニスタンチベットミャンマー、東は中国・朝鮮半島まで、ユーラシア大陸を横断する帝国を作り上げた[2]。最盛期の領土面積は約3300万km²で、地球上の陸地の約25%を統治し、当時の人口は1億人を超えていた。その領土の範囲は人類史上において大英帝国に次ぐ2番目の巨大さだった[3]。

地球上の陸地25%を統治して、人類史上において大英帝国に次ぐ2番目の巨大さだったというのは圧巻ですね。

きっとモンゴル帝国の歴代の王様はみんな覇王色の覇気が使えたんでしょうね。
ッカ!ってやるとみんなブクブクブクブク…と倒れていくアレですね。

■ドレークやホーキンスを従えたエリザベス1世

大英帝国が出てきましたが、赤髪は英国でもいらっしゃいました。同じく赤髪からの引用です。

イングランドエリザベス女王1世は赤毛で、エリザベス朝時代のイギリスでは、赤毛の女性が流行だった。現代では、赤毛はファッションのトレンドの影響を受ける。

エリザベス女王も赤髪だったのですね。

エリザベス1世(英: Elizabeth I、ユリウス暦1533年9月7日 - グレゴリオ暦1603年4月3日(ユリウス暦1602/3年3月24日[nb 1]))は、イングランドアイルランドの女王(在位:1558年 - 1603年)。テューダー朝第5代[nb 2]にして最後の君主。
エリザベス1世 - Wikipedia

彼女もきっと覇王色の持ち主だったのでしょう。エリザベス朝、エリザベス時代は黄金時代と呼ばれるようです。

1588年のスペイン無敵艦隊に対する勝利と彼女の名は永遠に結びつけられ、英国史における最も偉大な勝利者として知られることになった。エリザベスの没後20年ほどすると彼女は黄金時代の統治者として称えられるようになった[3]。

エリザベスの治世は、ウィリアム・シェイクスピアやクリストファー・マーロウといった劇作家によるイギリス・ルネサンス演劇や、フランシス・ドレークやジョン・ホーキンスなど優れた航海士の冒険者たちが活躍したエリザベス時代として知られる。

■赤髭、バルバロッサ

シャンクスのモデルという噂もあるようですが、真偽は分かりません。しかし世界史的にも一枚噛んでる方のようですのでご紹介します。

バルバロス・ハイレッディン(アラビア語: خير الدين بربروس、Khayr ad-Din Barbarus、ヨーロッパなどではハイレッディン・バルバロッサ (Hayreddin Barbarossa), 1475年 – 1546年7月4日)は、オスマン帝国の提督。「バルバロス」(赤髯、またはバルバリアの王の意)と呼ばれ、バルバリア(北アフリカ)の海賊たち(バルバリア海賊)の中でもヨーロッパ人から特におそれられた海賊。1538年のスペインとのプレヴェザの海戦の勝利を導いた。
バルバロス・ハイレッディン - Wikipedia

このプレヴェザの海戦が世界史的にはキーワードでして、この戦いでスペインが負けて、オスマン帝国制海権が奪われてしまうのですね。

プレヴェザの海戦(プレヴェザのかいせん)は、1538年9月28日、バルバロス・ハイレッディンの指揮するオスマン帝国艦隊と、アンドレア・ドーリアが指揮するスペイン・ヴェネツィアローマ教皇連合艦隊とによって戦われた海戦[3]。

イオニア海レフカダ島沖が戦場となった。連合艦隊側は統制が取れずに敗走し、結果、オスマン帝国クレタ、マルタを除く全地中海域の制海権を握ることとなった。

この優位は1571年のレパントの海戦で揺らぐものの、以後もオスマン帝国は地中海での一大勢力であり続けることになった。しかしこの勝利には、オスマン帝国側に帰属したバルバリア海賊の影響力無しには為し得なかった。
プレヴェザの海戦 - Wikipedia

この制海権の重要性は『海軍』をテーマにした際に言及しましたのでご参考まで。
【連載: 漫画『ONE PIECE』ワンピースで学ぶ世界史】第96話 "海を制するものが、世界を制する" 正義の味方??海軍にまつわる世界史〜古代エジプトからヴァイキング、スペイン無敵艦隊からイギリス海軍まで〜 - 歴史人物の子孫を育てるパパ新聞

というわけで今回のテーマ"赤髪"に関心を広げてみました。

■参考文献①今回のテーマを深掘り

■参考文献②筆者の基本セット

・『ONE PIECE公式漫画アプリ』
ONE PIECE公式漫画アプリ

・教科書、用語集、人物辞典他

・筆者ベストチョイス①

聴き流しで歴史を学べるボカロシリーズ(幼稚園生からパパ&ママまで幅広くオススメ)

・筆者ベストチョイス②

カードゲームで覚える年号『タイムライン』シリーズと同じくカードゲームで覚える偉人『ソクラテスラ』

■あとがき

赤髪テーマでどこまでいくかと思いましたが、大分広がりましたね。
そもそもシャンクスは好きなキャラクターなので、モチベーションも下がらず色々と書くことが出来ました。個人的にはあとレイリーが好きです。

シャンクスは謎が多くて惹きつけられますね。昔はミホークとも競い合ったんでしょうね。どれだけ強いんでしょうね。

しかし赤髪の偉人が予想外に多くて驚きましたね。本当にみんな覇王色の覇気が使えたんじゃないかと思えるほど影響力をお持ちでした。

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【次子4歳年次作:赤髪海賊団大頭シャンクス】
ご覧いただきありがとうございました!受験勉強や教養の向上に活用いただければ幸いです。
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